「霊能者について」

霊能者についての解説も、初代会長笹本宗園の著書「霊障からの救い」から引用して、皆様にお伝えさせていただきます。

「霊能者について

霊能者についての認識が最近急速に高まってきつつあります。テレビによる影響が非常に大きいと思いますが、ここで霊能者について若干述べてみましょう。
霊能者とは霊的能力のすぐれた人であることは皆さんもよくご存じの通りです。霊的能力には、霊視、霊聴、霊言、自動書記、霊感などの心理的な能力と、物品浮揚、物品移動、物品引寄せ、念写などの物理的能力があげられます。このような能力には低級霊によるものがかなりあります。
これらの霊的能力とやや趣を異にしますが、より高い霊能として治療霊能力があります。これは病気を治す霊媒能力です。治療能力の殆んどは高級神霊からくるものです。
霊能者といっても能力は色々違いがあり、それぞれ特長があるものです。霊視能力があるからといって霊聴もできるとは限りません。特に心理的な霊能力者と物理的な霊能力者とは別のケースが多いわけです。大概のことができるという霊能力者は極めて稀で、すべてできるという霊能力者は現存していないと思います。
霊的能力の強いということと、霊的能力が高いということは別です。世間一般では、強い霊能をみますと高いものと思ったりしますが、これは大変な間違いです。霊能力の強さというだけでは落ちた眷族霊など低級な邪霊でもかなり強い霊力をだしますから、このような霊に憑依された霊能者はかなり色々なことをしてみせるものです。素人の方は勘違いしやすいので注意すべきところです。
霊能力があるからといっても低級な霊格によるものでは何にもなりません。長い目でみると害を招くことも多いのです。霊格の高い霊能はあった方がよいわけですが、霊格の低いものは色々と本人の大きな負担になることが多いものです。ですから、霊能のある人はその霊格を高めるよう大いに努力せねばなりません。霊格を高めるには想念の向上に努め、魂に磨きをかけることです。
私の所には霊能を開発された人々が数多くおります。霊言、霊視、霊聴のできる人が多いのですが、中には霊夢の当る人がおります。これらの人々の中には霊能が開発されたことを非常に喜ぶ人もおりますが、私はこのような霊能をみだりに使わぬこと、自分で勝手にやらぬ様に注意し、固く戒めています。霊能者は低級霊の侵略にたえずさらされているといってよいのです。
例えば、霊言のできる人が自分で霊をだして話しあう様なことをすると、こういうことに興味をもつ低い霊にねらわれやすいので、若し入りこんで来た時はどうにもならなくなることがあります。陳入者が立去らないで、家人が戸迷うと精神病院へかつぎ込まれないとも限りません。霊視、霊聴の場合でも、興味を持っている「落ちた白狐霊」でも入りこむと、浄化するのに大変手間をとることになります。霊能が開発されたからといって、むやみに用いることは危険なことであります。いたずらに霊能を弄ぶことは、コックリさんあそびと同様、非常に警戒すべきことです」

2013年8月6日 火曜日
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