14~15年来親しくお付き合いをさせていただいております向俊昭さん(元幕内豊桜)と、浦崎桂助さん(元幕内琉鵬)と、小柄な体で外国航路の大型船を動かしている航海士のまるちゃんを柏にお招きして、久しぶりに会食致しました。
豊関は、一昨年4月に引退。昨年からは柔道整復師の専門学校に通っておられます。引退後も現役時代からの慣れた呼び方で、本名の向さんではなくて豊ゼキあるいは豊さんと、ついお呼びしてしまうんです。
豊ゼキは錦糸町にある整骨院へのお勤めが、ちょうどこの日に決まったのだとお聞きしました。学校に通いながら、実務経験を積み、収入も得られる良き職場が決まり、一同の祝杯に力がこもりました。
続きまして豊ゼキの正式な婚約者の発表がございましたので、祝杯に更に熱が帯びて参りました。
琉鵬さんは断髪後はロン毛にアロハシャツが似合う、沖縄スタイルのイメージでしたが、突如ツルツル頭に変身して来られました。
「自分はお坊さんになります」との話を、初めのうちは冗談だと思って皆で笑って聞いていましたが、事実でした。
「禅宗(臨済宗)の僧侶の修行を積んで、相撲道の経験も生かして、青少年の育成に努めたいと思っています。道山の名を付けていただきました」とのお話を聞いて、お目出たいことが3つも重なり、地味な日常生活のケからきりかえて、ハレの場と化し、一同の宴席は怒涛の勢いで祝杯を重ねる流れになりました。
「いやー、先生豪快ですね。楽しいです。ありがとうございます」と琉鵬さんの友人のまるちゃんも大変ご満悦でした。
ちなみにこの日、総勢5人で空けたお酒は、芋焼酎ボトル3本、スパークリングワイン5本、赤ワイン1本、その他生ビール多数、カクテル少々という記録を作ってしまいました。
友との心置き無い愉快なお酒だとついつい入ってしまうものなんですね……!