⑥正神界『良い心には正神が、悪い心には悪神が働きます。絶えず自分自身の心を正して、自己統御(コントロール)することが大切です』

平成26年9月17日、強い者が幅を利かせて弱い者をいじめることがまかり通っている、ある中学に通う男子生徒のY君がお母さんと二人で相談に見えました。
Y君は、家庭の事情が複雑で、家系因縁による霊的負荷から、精神面の発育と心身の安定に障害を受けていました。

「オレの学校の強いヤツが威張って、弱いヤツをいじめるんだ。
○○君はオレより身長が高くて、脚も長くて、ケンカも強い。武道をやっていて体ががっちりしている。総てオレより上」

「Yは、いろいろ悩んでいます。学校のいじめ、発達障害で集中して物事に取り組めないという悩みとそれに伴う高校進学の問題、不満の感情を爆発させて暴力に走らないで家庭生活がやっていけるかどうか等々です」

「いろんなことが身に振りかかってくるから、オレは神様がいると信じられる時と、信じられない時があるんだ。
今こうして(神前に)いても神様が本当にいるのか良く分からないんだ。
全知全能の神様って本当にいるの?」

「Y君、学校にはいろんな人がいるよね。中学生という多感な年頃で、いい事も悪いことも色々ふき出てきて、自分がいじめられたり、反対にいじめることもしてしまったり、それぞれの持てるカルマによって、いい事も悪いことも経験しながら、Y君は魂の修業をさせられているんだよ。

宇宙を創造された絶対の神様のことを神道では国常立大(御)神ないしは天之御中主大(御)神とお唱えするんだけど、人間の本質はその宇宙根元の神様の分御霊(わけみたま)をいただく尊い存在なんだよ。
一方、宇宙創造の初期のクニサズチ・トヨクモヌノ神界から派生した魔神界の働きも、人間の魂の中に入り込んでいるんだ。

だから誰の心の中にも良い心と悪い心とが働きかけてくるんだけど、正神界の神様の御守護をいただくためには、良い心で生きていくことが大切なんだ。
悪い心でいると悪神の魔神邪神につながってしまうからね。

良い心には正神が、悪い心には悪神が働くのだから、絶えず自分自身の心を正して、自己統御(コントロール)することが大切なんだ。それが出来る人が本当に強い人なんだよ

「先生、お祓いを受けたらオレの体が軽くなった。左手の硬直も楽になった」

「そう、神様にお祓いパワーをいただくと違うでしょ。Y君も時々神様の所に来て、強力なお祓い浄霊のパワーをいただきながら、心のトレーニングをしていくと、必ずいい方向に行きますからね」

「筋トレはこのまま続けていいの?」

「そう続けることが大切だね。筋トレは毎日全力でやらないで、強くやる日と楽にやる日と休みの日を作って、無理をしないで続けることだね。
続けていけば体が必ず丈夫になって強くなるからね。

勉強も同じ。まず机の前に座って一日1時間からでいいから、何があっても机から離れないでコツコツ勉強に取り組むんだ。
調子が出てくるまではきついけど、調子が出てきたら楽しくなるからね」

「どれ位で調子が出るようになるの」

「それはやってみなければ分からない」

「30分やって休んで、また30分やるっていうのでもいい?」

「ああ、いいよ。そうして少しづつ時間を延ばして、Y君が一日に3時間か4時間勉強できるようになったら素晴らしいなー。
勉強も筋トレと同じで、努力した分だけ身について力になるからね。
男は強くなることが大事だ。しっかりすることが大事だからね。
ボクシングを習いたいんだったらやった方がいいよ。実戦の練習でケンカに強くなるからね
強くなるといじめられなくなるからね」

「先生、ボクシングをやって殴られて、この子の頭がおかしくなったら心配です」

「お母さん、殴られないで殴る技術を磨くんですから、しっかり練習すれば、ハードなプロボクサーとは違うのですから、心配いりませんよ」

「ボクシングを習ったら使っちゃダメでしょ」

「そう、強くなったら使っちゃダメ。強い人ほど優しくならないとね」

「はい。あとオレの守護霊が誰か知りたいんだけど」

「Y君がこの次に来たときにお教えしましょう」

「うん、分かった」

「先生、2時間の取次ぎでお世話になってYが生き生きして、前向きな気持ちに変りました。ありがとうございます。私は方々の宗教と霊能者を訪ね歩きましたが、本物の先生とご縁をいただけて幸せです。
次の日曜日にまた伺いますので、よろしくお願いします。

2時間の予約を取っていましたが、Yがこうして神様に心を開いて元気になりましたので、1時間の予約に変更してください。
きょうはありがとうございました。

お庭のうこっ鶏のウコちゃんは連れて帰りたいくらい可愛いですね。私が名前を呼ぶと返事をしてくれて。
ウコちゃんに会いに来るのも楽しみにさせていただきます」

平成26年9月19日公開

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