解説 会長笹本宗道 正神新報第99号より引用
開闢した宇宙を直接創造なさられた、宇宙の創造主は国常立大御神です。
国常立大御神が宇宙を創造され始めた、ごく初期に魔神界(魔界、悪魔の世界、魔物の世界)は誕生しているのです。
魔神界の起源は古く、私たちを不幸へと落とすその霊力は、最大で正神界の御守護パワーの99.99パーセントに匹敵する強大なものです。
魔神は隙あらば落としてやろう、狂わしてやろう、不幸にしてやろう、早死にさせてやろう、良心が働かないようにしてやろうと、私たちの心の隙を狙っています。
いかなる立場の人であろうとも、等しくかかってきますから油断は大敵なのです。
心の働きが停滞して墜落すると、正神界の守護が低下して魔神界(邪神界)の支配力が増してきて、知らず知らずのうちに取られてしまうことになりかねません。
水が溜まってよどむと腐るように、私たちの魂は日々磨きをかけていないと曇って落ちます。
心の停滞、墜落した低い想念、我よしの自己中心の心は、魔神と配下の邪神の格好のエサです。
私たち正神界の神人は、心をひき締めて日々御霊磨きに励まなければなりません。
それが芯から自分を大切にすることであり、縁者の方々とのよりよい関係を保つ原動力となるのですから。
強大な力を持つ魔神を侮って、心に隙を作って巻き込まれると大変なことになります。
急転直下の事故。突然死、難病を発病。人間関係の破綻。破産。火災。事件の被害者(加害者)になる等の不幸に見舞われることになります。
国常立大御神から神代七世(かみよななよ)の神である国賜地大御神、豊雲野大御神、宇比地邇大御神、須比地邇大御神、角杙大御神、活杙大御神、意富斗能地大御神、大斗乃弁大御神、淤母陀琉大御神、阿夜訶志古泥大御神、伊弉諾大御神、伊弉冉大御神が誕生されました。
魔神界は国賜地・豊雲野神界から派生しています。
魔神界の起源は古く、その強大な暗黒破壊エネルギーに心と体と魂を侵略されたら大変なことになります。
巷の霊能者、神職、僧侶の浄化力では、魔神による霊障の処置はとても刃が立ちません。
魔神界の七大魔神は強い順に宙魔、貴魔(こうま)、火魔、空魔、天魔、地魔、人魔がいます。
魔神界の帝王である宙魔は、人間の権力欲の心の隙を狙って権力者に働きかけ、権力者の精神を狂わして広範囲に人々を不幸へ落とします。
国賜地・豊雲野神界より派生した魔神界の狡猾、狂気、腐敗、堕落、混乱、破壊の霊力は、最大で正神界の御守護パワーの99.99パーセントに匹敵する強大なものです。
魔神界の帝王である宙魔は、人間の権力欲の心の隙を狙って働きかけてきます。それはとどまることを知りません。
国家の権力者、組織の上に立つ人の心を取って精神を狂わせ、エゴを優先させることに成功すれば、多くの人々を効率的に、より効果的に不幸へ落とせると熟知している宙魔は、配下の貴魔、火魔、空魔、天魔、地魔、人魔と結託して、巧妙に絶えず仕掛けてきます。
古今東西の世界の人々を争乱に巻き込んで尊い人命を奪い、血で血を洗う戦争を仕掛ける根本の指令官は七大魔神の帝王である宙魔なのです。
国家の元首たる人は、対立する国家との様々な関係において、最悪の事態は避けられるように粘り強く、バランスを保って交渉(外交)されますよう願います。
人の上に立つ人は、人間の心の隙を突いてくる魔神界の巧妙な罠にかからないよう、謙虚に霊格を高める努力を怠らないでいただかなければならないのです。