邪霊が家族の間をぐるぐる回って霊のくっつけ合いをしている苦しい状態に陥ってしまい、自助努力だけでは如何ともしがたく、東京都の佐益直子さん(仮名)が七年ぶりに正神崇敬会へ参られました。
本話ではニ十歳の長男和也君(仮名)に焦点を当てて、神事実例を紹介させていただきます。
「息子はほとんど働かず、家で寝ています。
息子は大学入試を目差していましたが、ニ浪して諦めました。
和也はゲーム機を設置する会場の人員整理他、各イベントの人員整理のバイトを不定期でしています。
私が勧めたスーパーのバイトを和也は敬遠していました。コンビニのバイトは2、3日で止めています。
和也はバイトから帰って来ると、人間がガラッと変わります。顔相も言うこともガラッと変わります。
「私たち両親を殺すか、自分が死ぬかだ」と言ってました。
家では寝てばかりいます。新型の鬱だと、パソコンで検索して息子は言っていました。
主人は病気で休職中です。私も体の具合が悪くて働けません。
我が家は精神的にも肉体的にも極限です。家の中は夫が集めた宗教書と精神世界の本が山積みで溢れかえり、家族がくつろげる場所がありません。
唯一の救いは二年前に自立して家を出た娘が、固く真面目に会社勤めをして、娘が出来る範囲で私たちを助けてくれていることです。
娘は高校、大学とバイトして学費を稼いで、大学は二部ですが自力で卒業したんです」
「そうですか、それは偉い娘さんですね。
しっかりした努力家のいい娘さんですね、佐益さん」
「はい、ただその娘も睡眠クリニックに、この間から通っています。
眠くなったり、寝られなくなったり、私たちも一緒です。
私は買い物に行っても人に付きまとわれている感じがしてイライラします。
何十年もずっとこんなことが続いているんです。
息子が食べ物を食べなくなったのが私に回ってきて、今は主人に行ってます。
家族で霊のくっつけ合いをしています。
息子は二ヶ月前に痔になりました。
食が細くガリガリに痩せています。体に筋肉がつくのを拒否して、それがいいと思い込んでいるんです」
佐益さんが願い出られた和也さんの件は、正神界の神々様より体の守護祈願お祓い、因縁霊の浄霊、魂の浄化をいただいて、まず、アルバイト先の上司とお母さんから注意されても切らないでいたむさ苦しい長髪を、本人が自発的に切ってさっぱりした姿になるという変化が出ました。
すると、それまで総て断られていたのに、毎日働けるよいアルバイトがたちまち決まったのです。
和也さん自身も一人で直の祈願お祓い浄霊に私の所へ二度みえました。
正神界の神々様から直の心身の守護祈願、お祓い浄霊を受け、私のアドバイスどおりに和也さんに努力していただきましたところ、和也さんの痔は三ヶ月間の通算十回の祈願お祓い浄霊できれいに治ってしまわれました。
6月16日、三回目の直の祈願お祓い浄霊に参られた和也さんは、御霊磨きに真摯に取り組まれました。
和也さんは客観的に自己分析ができ、心根は素直で真面目ないい青年です。
和也さんは逆境をバネにして正神界の神々様(宇宙の真理)に心を合わせて、よりよく精進を重ね、必ずや良き運命を切り拓いていくに違いありません。この日、半ば期待を込めて、私はそう見て取りました。