解説 会長笹本宗道 正神新報第112号より引用
宇宙の根元の大精神は、無大御神におわします。
絶対無、純無の、無大御神が『宇宙を創ろうではないか』とその御心が動いて、ゆらぎを生じたときに誕生された神様が大天地明大御神です。
大天地明大御神がビックバンを起こして、私たちが存在しているこの宇宙を開闢されたのです。
大天地明大御神が開闢した宇宙に、最初に現れてすぐに姿をお隠しになられた神が天之御中主大御神です。
天之御中主大御神は陰陽の神々に変化(へんげ)なさられる以前の独神(ひとりがみ)です。
天之御中主大御神は宇宙の主宰神として鎮られると同時に国常立大御神として開闢直後の宇宙の創造に当たられました。
国常立大御神も独神です。国常立大御神が変化(へんげ)して誕生された国賜地大御神と、次いで誕生された豊雲野大御神も独神です。
この国賜地・豊雲野神界から、正神界の神々と魔神界の神々、陰陽の神々、邪神界の神々が誕生して深遠なる神々の世界が形づくられ、現在に至ります。
魔神界の七大魔神の中で六番目に強い魔神が地魔です。
地魔は大地(地中、地底)に潜む有意の破壊宇宙エネルギーです。
地魔の破壊作用には、①霊的破壊作用として五次元の魔神界から四次元霊界を貫いて私たち人間を始め地球上の生命体を困らせ、死に至らしめようとする働きが有ります。
②物理的な破壊作用で私たちを不幸に落とし、死に至らしめようとする働きも有ります。
物理的な破壊宇宙エネルギーに起因するものとして、巨大地震があります。
地震、地殻変動は地下の火竜神界に潜む火魔と、地魔が共同して起こす破壊作用です。
火山の噴火に伴う災害は、火竜神界に潜む火魔が主導して、地魔と共同して起こす破壊作用です。
地魔の霊的エネルギーによる妨害、破壊作用の例としては例えば正神崇敬会会員の和田佳子さんの姉、典子さん(故人)が平成三年五月に千葉へ旅行したときに地魔の障りを受けた事例がございます。
それから四ヶ月後に典子さんは突然の交通事故(ひき逃げ)で不帰の人となられたのでした。
典子さんの事故は、ひき逃げ運転手の心の隙をついて地魔を初めとする複数の魔神が関与していました。
哀れ典子之御霊は妹の佳子さんの願い出で正神界の神々より厚い浄化供養を賜り、神上がりされて月美比命之命となられました。
会員の石井和子さんの妹のTさん(故人)が、見通しのよい田んぼの十字路の事故多発地点で瀕死の重体に陥った起因も地魔によるものでした。
1989年のサンフランシスコ地震で東京のS・Uさんが、2014年の御嶽山の噴火では名古屋の立松千明さんが正神界の神々より地魔の障りから除けていただき奇跡的に無傷で助かっています。
東京のR・Wさんの霊感がある友人で、「私はいい神社とそうでない神社の見分けがつく」と自信を持っている人だそうですが、その方が伊勢神宮へ参拝したときに参道の地面が突然裂けて地中から気持ちが悪いエネルギー体が飛び出してきたのだそうです。
この現象は、神宮の神聖な神威を落とさんとした地魔がダマシにかけて見せられた幻覚でした。