ご依頼 塩西克也様(仮名 群馬県)
神取次 審神者 会長笹本宗道
運命を妨げられ、人間関係が思わしくない悩みを抱えて、塩西さん(当時29歳)が正神崇敬会に初来訪されたのは令和元年11月4日でした。
「自分は転職を繰り返しています。
勤め始めてだいたい5ヶ月以内に人間関係のトラブルや気分の落ち込みなど、体調が悪くなったりして仕事をやめてしまいます。
最初は1年か3年とか続いたんですが、社長が逃げてしまう会社だったり、ブラック企業に当たったり、人がやめちゃうような会社ばかりに行くようになっちゃうんです。
気分の落ち込みがひどかったり。
いつも上手くいきそうになると駄目になります。
例えば何か壊れてしまったり。
そういうのが10年以上続いています。
それが自分だけでなく家族にも行っちゃうようです。
お金がなくなるトラブルが多いです。
色々あるんですが、働いている時でも、お金が貯まり出すと車の事故など、何かしらでお金がなくなってしまいます。
家で祀ってあるお稲荷様が気になります。
違う所でみてもらったことがあります。先月です。
電話相談でみてもらいました。
確信がないので、こちらに来ました。
仕事が決まらず1年以上になります。
やる気が出ないんです。
昔から、親のお金のトラブルが多いと思います。
高校を卒業して美容の学校に合格したのに、ギリギリになって親の金がなくなって行けなくなったのが、そもそもの始まりでした。
人間関係の障害では、たまたまそこに居てトラブルに巻き込まれて印象が悪くなってやめたり、居ごこちが悪くなってやめたり、おかしくなることがよくあります。
自分に原因があるのかなと思います」
「塩西さんは電話占いか、霊感相談みたいなのにみてもらったんですか」
「そうです。今まで何度かやってもらったんですが、あまり効果的なものを感じたことはなかったんです。
で、後日、うちの親もみてもらいたいと言っています」
「承知しました。塩西さんは何人兄弟ですか」
「僕は3人兄弟の一番下です。兄、姉、自分です。
兄と自分はすごく仲が悪いんです。
自分が子供の頃、おじいさんとおばあさんの仲が悪いのも見ていますし、親から話にも聞いています。
威張り性できつい性格の兄と自分は性格が合いません。
兄は実家にいます。姉は結婚して家を出ちゃってます。」
「塩西さんの親御さんは(こちらに来る時には)どういう相談をしたいんですかね」
「ずっと運が悪いのでその相談かと思います。
自分がおかしくなる前、兄が12年位いきなり暴れたりして働かないでいました。
兄が働き始めたら、いきなり自分が仕事で切られました。
3年働いていて社員になれると言われていた会社でした。
それからは働いても3年半以内にやめちゃっています。
お稲荷様は家の庭の斜め裏の部分にお祀りしています」
「お稲荷さんのご挨拶をお父さんお母さんはされていますか」
「たまにしていると思いますが。
ひいおじいちゃんの代の60年位前に家が建ったのと同時にお稲荷さんを祀っています。
一時期は自分の部屋で一日中ラップ音が激しく、一時期は壁をぶったたく、殴るような音も続いていました。
けっこう人間関係のトラブルが多く、今は友達がいなくなってしまい、職場でも皆に嫌われているような人が自分に近寄ってきます」
「お話をお聞きしていてお稲荷さんの障りの現象ということで共通していますね」
「はい。
やっぱり疎かにしていたのがいけなかったんですよね」
「そうです」
「両親は宗教の方に行っちゃって。
O教と、次にR教をやっていました。
その時に父親は車で事故ったり、参拝に行って骨折したりで、自分が「やめた方がいい」と親に言っていました。
親は2年前にR教をやめ、今は何もやっていません」
「足元の大事な所を疎かにして」
「そうなんです」
「一度お稲荷さんの祠の写真を持って来てください」
「わかりました。
自分の新しい仕事はまだ決まっていません。
働き出す前に見てもらいに来ました。」
塩西さんのお申し出をお聞きした後、正神界の神々に御神示を賜る霊査に私は入りました。
塩西家に祀られて家の守り神だった3体の稲荷春族霊が粗末にされて久しく、穢れ落ちて(邪神化して)障りを出していると稲荷神界皇臣様より御神示賜りました。
疎かにされた恨みの念が強く、3体のお稲荷様の穢れの程度は重の重(重体の中の重い状態)に入っているとの由でございました。
「塩西さん、本日のお祓い浄霊(除霊)で3体のお稲荷様が、穢れの程度重の重から重の中へ一段階の浄化を神様からいただかれましたよ。
克也さんの身体のお祓い、溜っている邪気、穢れ、マイナスエネルギーのお祓いもいただけれました。
お稲荷様の浄化とお祀りを怠らないことと、御霊磨きに取り組んでください。
だんだん運命が改善できるようになります」
塩西さんが正神崇敬会へ2回目に見えたのは、3日後の11月7日でした。
この日塩西さんは入会されました。
「仕事についての相談
いつも選ぶ所が問題医ある会社なので、いい所に行けたらと願っています。
面接で落ちてしまい、いい所へ行けません。
1年以上働いていません。仕事運が全くないです。
お稲荷様の浄霊(除霊)をお願いします。
この前家に帰って親に話したら、お稲荷様を疎かにした頃から、家族全員の運命が急降下したと言っていました。」とのお申し出でした。
この日の神事取次の内容は、3体のお稲荷様の穢れの程度重の中から中の上へと2段階の浄化を正神界の神々様より賜りました。
克也さんの御霊の浄め、奥の浄め、周辺の浄め、仕事運の強化祈願、就職成就祈願んも取次奉りました。
「塩西さんは本日仕事の相談を先にされましたが、お稲荷様の浄化願いが先ですよ」
「そうですね。すみません。間違いました」
「求職活動は障りを出しているあ稲荷様の浄化を終了してからがいいです」
「分かりました」
「塩西さんは若者のスタイルですが、社会人として眉剃りはNGです」
「そうなんですけど、高校時代からくり返し抜いているうちに生えなくなっちゃったんです」
5日後の11月12日、塩西さんは3回目の祈願お祓い、御霊磨きに参られました。
「お稲荷様の浄霊(除霊)願い
仕事についてのご相談、引越先など
兄との同居は困難です。仲が良くないので、自分はいつも外に出て働いています。
将来的に独立してできる仕事がやりたいです。
今までは工場の派遣の仕事が多かったです。
パソコンが好きです」
「(将来の独立を目指すという願目が有るのでしたら、仕事を覚えれば独立が比較的容易な)外仕事はどうですか」
「外仕事はやったことがなく、あまり好きではありません」
「そうですか。
パソコンが好きで将来独立を目指すなら、例えば通販の会社か、プログラマー、ホームページ制作会社、鍵屋さん、を候補にあげられます。
正社員になるのはハードルがあります。
安定と、将来の独立に向かって技術を習得し、資金を貯め、人脈を整えるのは段々の理です。
ハローワークと、パソコンの求人でまず調べてください。
お稲荷様の浄化は本日のお祓いを入れてあと3回で完了できそうです」
6日後の11月8日塩西さんは4回目のお稲荷様の浄化と、ご自身の運命改善のための祈願修祓、御霊磨きに参られました。
「お稲荷様の浄化をお願いします。
やる気がでますように。仕事は1年半位休んでいます。
お金は親に出してもらっています。
はずかしいです。
精神科とか行っちゃって。
自分がこうなる前は、兄がそっくりの症状でした。
入れ替わっちゃて」
「(お稲荷様の)障りが解けると違いますからね)
「そうですか。期待しています。
自分は入社して『半年以内で問題が起こる』のが何十社もありました。
いい所が決まると行きたくなくなっちゃって。
不思議でした。
あとは人が離れちゃうとかでした。
兄貴もそうでした」
「塩西さん、お稲荷様は本日下の中まで浄化が進みました。
次回、完了できそうです。
本日も心身のお祓い、神気充電、奥の浄め、運命の御守護を賜りました。
試練に向かって何が何でも頑張る心を鍛えましょう」
修祓終了後に『感謝の祈り』と『一霊四魂をひらく信念の言葉』を唱和してこの日の取次を終えました。
8日後の11月16日、5回目の浄霊(除霊)で、3体のお稲荷様の浄化が完了できました。
初回来訪時のうち沈んでいた時とは別人の、明るくなって笑顔が沢山見られる塩西さんの姿がそこにありました。
1ヶ月後の12月23日
「おかげさまで家族との争い、恨みがなくなりました。
消えました。
ありがとうございます」とのお礼報告をいただいております。
また後日、「対人関係の困難を乗り越える御守護をいただいて、よき職場に就職が叶いました。
ありがとうございます」とのお礼の報告もいただきました。
以上、正神界の神々の御守護を賜り、霊障が解消し、運命も改善された青年の実例を紹介させていただきました。