Y.・Hさんと一人娘のK・Hさん母娘は地元千葉県柏市の方で、正神界の神々様の熱心な崇敬者です。Hさんの御家族は立派なお住いに暮らしておられます。
お母さんのY・Hさんは清らかで思いの深い方であり、そしてたいへん働き者で、昼間は柏市の市場へお勤めに出ておられます。
以前には、よく市場直送の新鮮で上質の品を志としてお持ちいただきました。またこの数年は、きれいな花をよく奉納下さいます。
Y・Hさんは私の母の人柄をよくご存知で、母の命日には高価な蘭の花を奮発して買って来られ、神前に上げて下さるお心遣いもいただいております。
娘さんのKさんは、中学時代にはバレーボールの選手として韓国へ親善試合に行かれたスポーツウーマンです。そして情操豊かでユーモアのあるかわいらしい人です。
大好きなピアノを将来の道として生かすべく、現在音楽の専門学校へ通う傍ら余暇にはアルバイトで近所の子供たちを教え、ピアノ教室の先生としても頑張っておられます。
Hさん母娘は正神界の神々様からこれまで現実にたくさんのおかげをいただき、その時々の行をされながら精神修養に励んでおられます。
神通霊能者の私儀笹本宗道の取次で、例えばおばあちゃんの身体の具合が悪くなったとき神様に治していただいたり、Hさんが改築された建物によき借り主を二人お導きいただけたり等、祈願お祓いと浄霊除霊の修法を介して神界より御守護を賜っています。ここでは最近のお話を三つ取り上げさせて頂きます。
娘さんのKさんが、昨年の5月1日、新聞の切り抜き記事を持って来訪されました。
「三日前の4月28日に、柏市松ヶ崎の国道6号線ニキゴルフとJAF前にて、私の目の前2~3メートルで交通事故を目撃しました。
バイクの男性が宙に飛ばされ、私の目の前に降ってきたのです。国道を流れて走っている車の中にバイクが突然飛び込んだもので、それはまさに自殺行為そのものでした。
私には到底考えられないことですが、その男性は亡くなってしまい、たいへんショックであると同時に気持ちが悪いのです。
現場では、ほとんど毎月のように事故が起ります。また私のエレクトーンの先生だった人はそのすぐ裏に住んでいますが、せっかく子供ができても流産してしまったり、家の中が二日と明けず湿気がひどかったりです。土地がよくないのね、と母と話しています」とのお話。
瞬間の恐怖と激痛にあえぎつつ何が何だか分からない状態で、この男性は死の自覚がないままKさんに憑依していました。
この男性の御霊の祈願お祓いと浄霊供養と事故を起こさせた強い魔神の祈願お祓いを、ただちに私は神界取次奉りました。正神界の神々の慈愛あふれる力強い御守護を賜り、男性の御霊は無事成仏、霊界の一番下の世界まで何とかお引き上げすることがかないました。
魔神のお祓いも国常立大御神よりの絶大なる御力にて完遂、一件落着となりました。
Kさんが憑依を知らないままでいたら大変な障りを受けてしまうところでした。何か変だなとお感じになり、日を明けずに祈願お祓いと浄霊に来られたKさんと御家族の判断は的確でありました。
うら若き十代のKさんは、この件を通して厳しさが含まれる一つの学びをされました。人の死というものを目のあたりにして、死という避けては通れない事実を直に確認し、Kさん自身が限られた時間の中でいかに真剣に生き抜き、自己完成をめざすかということをです。
神通霊能者 笹本宗道 著「神仰のパワー」より引用