④『腸内環境を整えて健康で元気に長生きしましょう!』

人生経験が少ない若者や、気付いていない方は自分が生きていると勘違いしているかも知れませんが、人間は様々なおかげの中で生かされている存在です。生かされている中で、自分なりに努力をしている(させていただいている)のです。

私たち人間は根元の神様のおかげ、宇宙と自然界でお働き下さる高次限の神々様と高級神霊、臣眷族霊によるバランスエネルギーのおかげ、命の鎖をバトンタッチして霊界で見守り下さるご先祖様のおかげ、家族のおかげ、親戚友人縁者のおかげ、職場の方々のおかげ、お客様のおかげ、地域に住んでいる人々のおかげ、国家のおかげ、地球上に暮している様々な人々のおかげ、動植物をはじめ生きとし生ける生物が相互に支え合っている精妙な仕組みのおかげの中で、生かされています。

現在のところ、知能が優れている私たち人間がこの地球上で最も繁栄している生命体であるという考え方には一理あるものの、それは人間の傲(おご)りでしかありません。現実にこの地球上で最も繁栄している生物は細菌です。
この細菌に焦点を当ててお話させていただきます。

たとえばもし、巨大隕石が地球上に衝突する等の天変地異や、核戦争が起こって人類が絶滅したとしても、過酷な環境に適応して細菌は生き残ります。
地球上に暮している生物は総て、肉眼では見えない様々な細菌の下支えがあって生かされているのです。〈外的要因〉

私たちの肉体は外部から摂取した食物を消化した栄養を、腸から吸収して生命活動を維持しています。
人間の腸内には1000種類を越える腸内細菌が住んでいます。その中で善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌と健康にプラスに加勢する数多くの日和見菌の働きによって、私たちは健康体を維持していられるのです。
腸内細菌のおかげ無くして私たちは生きられないのです。

牛や馬が草だけ食べていて、筋肉もりもりの大きな体に成長できるのは不思議です。
実はそれも胃と腸の中にいる細菌のおかげで草を発酵させ、アミノ酸にして吸収しているので可能なんですね。

トンガや南洋の島々の人たちが、タロイモ、ヤムイモを主食として肉は(ほとんど)食べないのに、筋肉量の多い力強い巨体に成長できるのも、彼らの腸内に住んでいる先祖伝来、環境に適応した個有の腸内細菌の発酵作用のおかげによるものです。〈内的要因〉

腸には人体の免疫機能の6割が働いており、腸内環境を整えることが、様々な病気の予防や美容、長寿に直結します。

アメリカの死因の一位は肉食過多が原因の大腸ガンによるものです。食が欧米化した日本でも近い将来にそうなると予測されています。腸内環境を整えるためには、食事のときに野菜から食べ始めること。食物繊維を多く摂ること。肉はほどほどに。動物性脂肪の摂取は控え目にすること。できるだけ生野菜、果物、刺身などのなま物と、納豆など発酵食品から酵素を摂取するように努められることです。

ヨーグルト・キムチ・ヤクルト・腸に届くビフィズス菌のサプリメントなども毎日摂取してビフィズス菌と乳酸菌を腸に補給して、意識して食生活を改善すれば、腸内環境は変えられるのです。

閲覧者の皆様におかれましてはどうぞ、高血圧、肥満、糖尿病、免疫疾患をはじめ様々な病気の改善と若返り、美容、脳の活性化、体全体の活性化、健全な精神の働きのサポートにまで連なる腸内環境の整備ということを意識して実践され、元気で長生きしていただければ幸いに存じます。

ご参考までに、腸内環境を整えるための知識がつまった良書をここに紹介させていただきます。

『腸内細菌革命』若返る!やせる!病気にならない!
辨野義己(べんのよしみ) 理科学研究所特別招聘研究員 著
発行所 株式会社さくら舎

平成26年8月21日公開

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