平成27年11月1日、千葉県柏市在住の30代男性、H様が本人曰く「霊障がかぶっているそううつ病が平癒しますように」との、相談とお願いで正神崇敬会へ参られました。
神事取次ぎ-審神者・神通霊能者 会長 笹本宗道
「私は今年の8月に3人目の子供が生まれ、妻と子供3人で幸せに暮らしているのですが、昨年の12月頃に子供を授かった頃から、精神的重圧なのか、不安に思うことが多くなりました。
今まで順調であった仕事で、客先から急なキャンセルが続き、私自身も気力がなくなってきたこともあり、病院ではそううつ病と診断されました。
最近では自殺する夢をよく見ます。
夜中の2時頃にうなされて起きることがよくあります。
私は子供の頃から金縛りに合ったり、霊は見えないのですが、首を絞められたり、「死ね」という声が聞こえたりします。
大人になってからは、寝ているときに頭の中から3つの黒い固まりが抜け出たり、右腕に緑色の蛇が巻きついていたり、寝ている私の回りで8人ぐらいのお坊さんにお経をあげていただいたりといった霊現象にあったこともあります。
また、全身が身震いして、頭の先から天に向って吸い上げられるように何かが抜けていくことや、寝ていると意識が体から抜けだして空中をさまよう体験もしています。(幽体離脱)
10年前に寝ていたときに、霊が私の体から抜けだす体験をしてから、なぜか私は今勤めている会社を受けることを思い立ちました。
採用が決まり、入社してしばらくたってから「実はその年、会社は新入社員を採らない」と決めていた中で、私を雇用していただいたことを知りました」
「それはたいしたものですね。入社試験でHさんのよほどの熱意、やる気と将来性を感じさせるものがなければ通らない話ですね」
「はい、面接の時には、憑きモノが取れた後で、私の魂が冴え渡っている感じで、自分でも驚くほどのエネルギーが湧き出てきて、担当の方にのりにのって仕事に向かうやる気をアッピールできたんです。
昨年まで、仕事は順調でした。
入社して10年でうまくいかなくなりました。
最近は夜中の2時にうなされたり、自殺したりする夢を見たりで変なんです。
朝の目覚めもよくありません。
今通っている病院では鬱病(そううつ病)と言われました。
別の精神科では統合失調症と言われました。
薬を飲んでいます」
「どんな薬を飲んでいますか」
「1日1回寝る前に薬を飲んでいます。感情の起伏がなくなって、何も楽しくないです。
集中もなまけもしないで、最近はダラーとして生きています。
服薬して半年位になります。
私は子供がいて、2人目ができたときに、2ヶ月で化学流産して、そのあと無事に2人目ができています。
私自身は双子の兄の方でして、上に姉と兄貴がいます。双子で私と弟が生まれる前に、親は流産(堕胎)しています。
私と兄弟に当たる水子霊のことも気になります」
「そうですか。水子霊のことは後ほど神様にお伺いを立てて霊査してみますが、成仏されていない場合、神様から強力な浄霊のお祓いパワーをいただいて、1回か2回の浄化供養で水子霊は竜神界皇之臣神様に霊界へお引き上げいただいて成仏されますから、ご安心ください。
Hさんの弟さんはどちらにお住まいですか」
「弟は三重にいます。嫁さんは愛知出身です。
精神的に病んでいるせいか、私は実家に帰りたい思いがあります。
たぶん逃げているんだと思います。
嫁さんにはこのことは言えませんが。
しっかりしないと……。
いろんな迷いが出ています。
仕事のモチベーションがふと抜けて、違う仕事がしたい、実家に帰って農業を継ぎたいという思いが頭をかすめます。
でも、生計が立たない訳でして。
会社の経営状態があまりよくないという話が出ていて不安です。
回りの人たちからいろんな意見を聞いているうちに、自分の考えを否定されると、そっちに流れてしまう感じなんです。
会社の正確な経営状態は分かりませんが、ここ数年は傾いているというか、あまりいい雰囲気ではありません。
優秀な人は辞めているのですが、私は辞めるつもりはなかったんです。
最近はそれが分からなくなってきています」
「会社はどちらですか」
「都内にあるU社です。
元々、私は採用ゼロのところをお願いして面接を受けて採用されたんです。
入社して3年後に大学で勉強させてもらって、その勉強を生かして特許を取り、去年完成した製品を売る段でキャンセルが続いています。
そういうのも不安定要因になっていると思います」
「Hさんはこうしてお話されながら、反省と自己分析されていますね。
それではHさんが平癒されるためにはどうしたらよいか、神様にお伺いを立てる祈願、霊査にかからせていただきます」
神前で三礼三拍手一礼、祓神詞を奏上、正神界の神々の神名を奉唱し、竜神界皇之臣神・稲荷神界皇之臣神を介して神界にお伺いを立てる霊査を私は行い、正神界より次のとおり御神示を賜りました。
「霊体質のHさんの心の隙を突いて、魔神が落とそう落とそうと働きかけています。
Hさんの信念強化の修養に、神祀りと拝礼の実行をお勧めします。
Hさんには魔神の手先で数体の稲荷邪神が憑依して、霊障を出しています。
稲荷邪神の浄化には5~6回のお祓い浄霊(除霊)が必要です。
ご自身と奥さんとの間の水子霊と、兄弟であるはずの水子霊の供養は、竜神界の神様に強力に浄化供養をいただきます。
本日、竜神界皇之臣神に霊界へお引き上げいただいて、成仏が叶いますから、ご安心ください。
それでは只今からお祓いに入ります」
神通霊能者 笹本宗道の取次ぎにより、宇宙神道の秘技、破邪之剣のお祓いと、正神崇敬会独自の最強の浄化を正神界の神々より賜ることが出来る神詞により、およそ30分間、Hさんは正神界の神々からご浄化をいただかれました。
Hさんの神事の内容は
①心身に蓄積している邪気・魔気・穢れ・マイナスエネルギー、マイナスの波動の浄化のお祓い。
②幽体のお浄め(清め)
③霊体質のお浄め(清め)
④周辺霊の浄霊除霊。※〔周辺霊の働きと存在を「周辺霊」という言葉で昭和60年に日本で最初に表現したのは、審神者・神通霊能者の笹本宗園初代会長です〕
⑤ご自身と奥さんの間の水子霊と、兄弟であるはずの水子霊の浄霊供養。
正神界の高級神霊におわす竜神界皇之臣神の御守護を賜り、2体の水子霊は霊界入りを果たし、成仏されました。
⑥Hさんに霊障を出している強い穢れの憑依稲荷邪神複数体の一部浄化。
⑦神気充電
の七項目でした。
「Hさん、たとえ良い物でも売る段階では、その商品に見合った人間関係を構築する苦労がつきものです。
Hさんが30何年生きてきた中での人生最大のピンチは、ご自身が成長する大きなチャンスでもあります。
このことは会社の業績についても同じことが言えます。
現実を受け止めて、崖っぷちに立って、不退転の覚悟ができればしめたものです。
Hさんが不思議な霊的体験をしてから10年たって、その時よりかなり強い霊障を神様の助力をいただいて乗り越え、初心に帰って励まれることです。
逃げれば落ちて道は閉ざされます。
最善を尽くしていけば、道は開けます!」と私儀笹本宗道はHさんにアドバイスをさせていただきました。
Hさんは次回来訪時に「家族を連れていてもいいですか?
次回お伺いした時には神様の御札をお受けして、心を強く鍛える御霊磨きに取り組みます」とHさんは約束されました。
Hさんは「お祓い浄霊の途中で、両腕がザワザワして鳥肌が立ち、頭からスーッと何かが抜けていくのが分かり、楽になりました。
10年前と同じ現象です」と話されました。
「今日のは、積もり積もってその時よりも重いモノ(マイナスのエネルギー体)ですが、神様に祓っていただいてよかったですね」
「はい、ありがとうございます」と笑顔で返事をされました。
Hさんの要望で、次回の来訪時にHさんの前世因縁と家系因縁について霊査をして、答をお伝えする約束をして、Hさんはお帰りになりました。
二週間後の11月15日、Hさんは奥さんと3人のお子さんを連れて予約時間に参られました。
「前回鑑ていただいてから、調子がよくなりまして、夜眠れるようになりました。
病院の薬も、飲まなくても生活しています」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です。
朝起きるとだるかった体が、楽になりました。
お祓いいただいた2日後の火曜日に、お客さんの方から商品に関する問い合わせの電話を頂いて、仕事が取れそうです。
打ち合わせに行き、もらえる話までに進みました」
と、Hさんから霊障による心の病が著しく改善され、運命も改善されたという笑顔の吉報をいただいたのでございました。