快晴の2月7日午前11時から個人のお祓い浄霊の予約を取っているA様夫妻が、20分前に正神崇敬会の待ち合いにお見えになりました。
私は10時から合同修祓に参加されている方々の心願成就と御霊磨きの祈願お祓い、浄霊、除霊、因縁浄化、神気充電、運命の御守護強化を正神界の神々は取次ぎしている最中でしたが、襖越しにAさんご夫妻の声が聞こえたので分かりました。
合同のお祓いを終えて、控えの間で私は数分間の休憩をとることにしました。
ふと窓越しに庭をみると、烏骨鶏(うこっけい)のうこちゃんの小屋の前でしゃがんで、うこちゃんのことを優しくあやしている背が高い若い男性の後ろ姿が見えました。
うこちゃんはその男性をじっと見つめて喜んでいました。
合同のお祓いに毎週お見えになるYさんIさん姉妹と待合でお待ちのAさんご夫婦は、トイプードルのジャスミンと会うのをお越しの度に楽しみにされています。
主任に連れられてジャスミンが待合に行くと、この日も皆さんはよく可愛がってくださいました。
医師のAさんは「きょうの私は、先週来ていた男性ほどジャスミンちゃんにもてないナー」と言って、大きな声で笑われました。皆さんも頷いて笑っておられました。
審神者・神通霊能者 会長 笹本宗道
「Aさん、どうぞお入りください」と襖越しに待合に声をおかけしましたところ、開いた襖からAさんご夫婦と一緒にニコニコ笑顔で長男のM君が神前にお入りになりました。
「こんにちは」
「こんにちは。いつもお世話になっております。本日はMのことで私たちは伺いました」
「そうでしたか。
うこちゃんの所にいた人が誰かと思っていたらM君だったんですね」
「ええ。(うこちゃんは)可愛いですね」
「ありがとうございます」
「Mの重ねての集中浄化の御守護を誠に有難うございます。おかげさまで卒業論文が通り、成績優秀で卒業が決まりました。
まずは神様に報告とお礼を申し上げるために、本日のこの時間の授業は休んで本人が参りました(父様)」
「そうでしたか。おめでとうございます!」
「おかげ様で卒業論文の審査に通り、来月で卒業する事となりました。
4年間、(直接のお祓いと御霊磨きの修行は)少ない回数ではありましたが正神崇敬会へ通わさせていただき、お力をいただけた事に深く感謝しております。
今後、大学院の2年間では何れの道に進む場合でも勝負事がひかえておりますが、これまでと変わらない姿勢で取り組みたいと考えております。
これからも多くご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします(M君)」
「おめでとうございます!承知しました」
「卒業論文を持参しました。これなんです(M君)」
「ほう、そうですか」
「僕は200人の聴衆の前で落ち着いて発表することが出来ました。
先生からは「世界一の内容なんだから、『世界一』という言葉を入れて話すように」と言われましたが、そこは謙虚に『世界一』の言葉は省略して発表させていただきました。
先生がすごい優秀な方で、僕は先生から与えられたテーマを研究して纏めただけですから」
「そうですか、では見せてもらいます。『次世代シーケンサーのデータを用いたRNA二次構造予測のためのパラメータ学習法』と表題に出ていますが、シーケンサーって何ですか?」
「最近普及したDNAを安い費用で読み取ることができる機械のことです。
そのおかげで、DNAの研究が飛躍的にすすみました。
僕が通っている研究室で学んでいる人たちの半分は外国人です。アメリカやインドからの留学生です。
研究の精度は世界一なんです(M君)」
「すごいですね。論文を開けてみると難しい専門用語がずらっと並んでいて、難しくて私にはチンプンカンプンです」
「そうなんです。私にもよく分かりませんが、こういうすごい勉強をしている息子のことを嬉しく誇りに思います(父様)」
「神様のおかげで運命の流れのよいご縁がいただけて本当にありがとうございます(母様)」
正神の御前で直接、心身のお祓い、魂の浄め、因縁浄化、周辺のお祓い浄霊(除霊)、神気充電、運命の御守護をいただいたM君の笑顔は、すがすがしく澄んでいました。
「これから大学に戻ります」
「この時間の授業を休んで大丈夫ですか」
「大丈夫です。神様へのお礼第一で今日は来ました。
卒業が決まり、おかげさまで僕の心に余裕があります!
ありがとうございます」