その方は平成20年9月11日に正神崇敬会へ参られました。
ムチ打ちのような左首の身体症状と、左指三本のピリピリする霊障による痺れを訴えられました。
痺れは左肘にジンジン出たかと思ったら、背中と肩甲骨がつる感じで痛くなったり、左右の脚にピリっと出たり、体中動き回って心身を痛めつけていました。発症して三ヶ月になるそうでした。
初回来訪時にはその方が素人ではないことは一目みて分かりました。が、そのことはご本人が後日、「先生にはお見通しでしょうが、私は自分の信者を持つ教祖(霊能者)をしています。依頼者の癌を治したこともあるんです。でも、自分のこの件では手だてがなく、お願いに伺ったんです。
私は二十数年前に、先代の笹本宗園先生に鑑ていただいて、三つの神界の神さまから守護をいただいているから教祖(霊能者)としてやっていけますよと言われ、以来、自力でやってきました。
宗園先生が亡くなられた平成6年には辛くてお伺いしたいと何度も思いましたが、自分なりに耐えて、なんとかこれまではやってきました」と話されるまでは、その方が何者であろうかについて、私儀笹本宗道は感知しておりましたが黙っていた訳です。
この方が教祖として活動するうちに信者さんや依頼者から受けてしまった憑依霊が、この方の自己祓い・自己浄霊の力量を上回る複数の強い邪神であったために、自力では浄化することができずに苦しんでおられたのでした。
「憑依霊がぜんぶ取れるのに5~6回かかりそうです。体の気の流れの浄化と調整も含むお祓い(浄霊、除霊)に通って下さい」との正神界の神さまからの御神示どおり、この方の霊障は6回の祈願お祓い(浄霊、除霊)による憑依霊の神界お引き上げで解消して、すっかりお元気になられました。