正神崇敬会へ参られた田代絹代さん(仮名)のお話しです。
20年前に結婚して家を出た娘さんの部屋の片づけを田代さんがしていたところ、娘さんが置いていった荷物の中から多額の現金が見つかったのだそうです。
「お金があるのを見つけて、生活にそれ程余裕がある訳でもない私は抜いて使ってしまいたい衝動を感じました。
このままではまずいと思って、「見つけたお金を送るから」と娘に電話したんです。
すると娘は「知ってるよ。分かってるからそのままにしておいて」と、私の話を受けつけませんでした。
弟にこの話をしたところ「姉さん本人に送った方がいいよ。
あの娘の口座番号を自分は知っているから、教えるから早いとこ送った方がいいよ」と言われました。
私はどうしたらいいでしょうか。送らないとなんだか使っちゃいそうで恐いです」
相談者の田代さんは、頭の回転が早く、たいへんな働き者で趣味は多才、信仰心も厚いいい方です。正神界守護のお方です。
その田代さんの心の中にも、万人の心の中にいる魔神(魔)が潜んでいます。
田代さんの心境が高く心が充実している時であれば正神界の御守護の方が圧倒的に強いので問題ありませんが、気が抜けて心に隙ができると魔神の誘惑にかられて危険です。
という訳で、「弟さんが言われたとおり早いとこ娘さんの口座へ振り込むのがよろしい」との御神示を賜り、私は田代さんにお伝え致しました。
田代さんは「速やかに行動します」と笑顔で約束されたのでした。
そして改めて魔神に心の隙を与えないように御霊磨きの大切さを確認されました。