50代前半の男性が、3年間恋心を抱き続けている「彼女の気持ちが分かりません。知りたいです。
彼女に対してどのように行動したらよいのか?!」と悩み、迷って正神崇敬会・手賀神社へ相談に参られました。
ご依頼 柿沢寿宏様(仮名 東京都)
神取次 審神者 会長笹本宗道
「近い将来は家族を持ちたいと願っております。
お付き合いをしている相手では無いのですが、気になる女性がいます。
私がお世話になっている銀行の担当の女性です。
自分なりにアプローチしているのですが、相手の心境が分かりません。
詳しくはノートに内容をまとめてきましたのでお読みください。
お願い致します。
私は東京に本部がある宗教の会員にはなっていませんが、年に2~3回集りに参加してお題目を唱えています。
同居している高齢の母が自分のことができなくなったため、3年前に勤務先の仕事をやめて母の介護に専念してきました。
3年前僕は母に代わって取引先の銀行へ行きました。
そこで転勤して間もない橋口香理さん(仮名)が僕の担当をしてくれました。
初対面で「私は仕事が好き!家事は苦手です」と明るい笑顔で屈託なく話す香理さんに僕は心引かれました。
僕は自分のプロフィールを入れて食事に誘う手紙を便箋10枚に書いて、思いきって彼女宛に投函したんです。
銀行で会った時には笑顔で話してくれるのですが、香理さんから返事は来ませんでした。
友人にその事を相談したところ、「初めから自分のことをさらけ出して10枚の手紙は長すぎたんじゃないの?!」と言われました。
今年の1月30日に母が亡くなりました。
特別養護老人ホームに入れて3ヶ月目でした」
「お母さんはお幾つでしたか」
「91才でした」
「長生きされましたね。
柿沢さんはお母さんを大事にされましたね」
「ええ。自分なりに母のことは大事にしてきたつもりです。
前の職場が忙しい時には、頼まれてアルバイトはしましたが、母の介護中心の生活をしてきました」
「柿沢さんはタバコを吸いますか。お酒は?」
「僕はタバコは吸います。2日で1箱です。
お酒はなじみの居酒屋へ月に1、2回程度行く位です。
車の運転をする仕事柄っていうのもあるんですけど」
「そうですか」
「この3年間で僕は食事に誘う手紙を香理さんに何度か出しましたが、返事は来ません。
年賀状を出しても返事は来ませんでした。
新年に入って銀行で顔を会わせたときに、彼女は笑顔で気持ちよく「年賀状をありがとうございました」と挨拶してくれました。
銀行勤めの彼女が顧客と個人的に親しくしてはいけないという決まりがあることを僕は知っています。
だから感じよく接してくれる彼女が慎重な姿勢を保っているのか、それとも思わせぶりをしているのか、彼女の気持ちが僕には分かりません。
僕と彼女の年齢差は22才です。
「今の時代、お互いの気持ちが合えば可ですね」
「先日、実は彼女の後輩の20代の女子行員と話していて、僕の高校の後輩だと分かったんです。
その子とは共通の話題が多く、仲良くなりました。
その子に間に入ってもらって、初めは僕と香理さんとその子の3人で食事にいくというアプローチのやり方はどうでしょうか。
それとも僕が彼女に直接「お付き合いをして下さい」と話した方がいいでしょうか。
先月いきなり左手薬指に指輪をしている彼女を見てショックを受けました。
その指輪に意味があるなら試合放棄ですよ!
「結婚を前提にお付き合いして下さい」と手紙を来月中に出そうかと思っています。
来月中に母の相続の手続きを2回ぐらいするために僕は銀行へ行きます。
指輪をはめている彼女のことが気がかりで、指輪をする女性心理を調べました。
①見栄
②手が綺麗に見えるから
③彼氏からのプレゼント?
④婚約した?
⑤男性避けのため?
⑥自分へのご褒美?
⑦孤独な女に見られたくない?
彼女はどうして指輪をするようになったのでしょうか。
僕は彼女が好きです。
でも僕が行動することでもしかして彼女からストーカーのように思われたくはありません。
私はどのように行動すればいいんでしょうか。そのために、彼女の気持ちが知りたいんです。よろしくお願いします」
「柿沢さん、神様のお答え(御神示)をお伝えさせていただきます。
柿沢寿宏さんは思いやりの心があるまじめな方です。
人を好きになるということは素晴らしいことです。
人を好きになるのは理屈ではないですから難しいです。
きめ細やかに繊細にとらえる感性の柿沢さんには、明るくハッキリしたタイプ(逆の)橋口香理さんが魅力的にお感じな訳です。
橋口さんは柿沢さんから好意を持っていただいてありがたいと感謝しています。
それを本来目的である業務実績を上げるために周囲の人と協力して仕事に励んでおられます。
それ以上のお気持ち(考え)は残念ながらありません。
彼女にもし柿沢さんとお付き合いしたい気持ちがあるならば、規則をのり越えて(も許される)行動をとっくにしています。
二人の問題に、後輩の女性は入れない方がいいです。
柿沢さんは橋口さんに告白の行動に出ない方がいいです。
ただこのアドバイスを聞いて柿沢さんの納得がいかないのであれば、行動して確認してください。
彼女は仕事上のお客様として柿沢さんのご気分を害さないように、好感を持っていただけるように努めているんです」
「分かりました。
それなら仕方ありません。
男らしくきっぱり諦めます」
「それが賢明ですね。
仮に彼女と交際して結婚したとしても、家庭的で細やかな行動が苦手な彼女とは幸せにはなりません。
柿沢さんのことを大切にしてくれる他の女性に切り替えた方がよいです。
柿沢さんのことを思って大事にしてくれる女性をさがすことにエネルギーを注いでください」
「結婚はこの年でも可能でしょうか」
「もちろんです。充分に可能です。
人生100年時代を迎え、前職に復帰される柿沢さんには健康で、生活の基盤がお有りで、お優しい方なのですから、充分に可能です。
頑張ってください」
「今日はありがとうございました。
また何かあったら相談に来てもいいですか」
「はい、そうされてください」