本年に入り茨城県の伊沢幸代さん(仮名)は、遠隔の祈願お祓いと浄霊を含め、8回の相談ごとのお願い出をされています。3月6日、伊沢さんは四つの相談をされました。
一つ目は、以前から正神界の神々様にお願いして参りました、次男信之君(仮名)の県立高校入試合格御守護の件。
「わが家の男子二人は、上のお姉ちゃんに比べるとどうものん気で、本気のスタートが遅れぎみでして。信之はマイペースでやってます」
信之さんは既に私立高校の方は推薦合格されています。敢て冒険しないで受験することにした県立H高校もきっと合格されますから大丈夫です。
二つ目は、今朝から「腰が痛い」と言い出したご主人の件。
神様の所へ来る直前になりますと、憑きモノが出て来て様々な症状がよく出てくることがあります(特に霊体質の方。あるいは何か大切な果たしをしなければならない知らせとして)。霊感をお持ちの伊沢さんはこれまでにも数々の神秘の霊体験をお持ちなだけに「もしかしたら?」と相談されたのでした。
その「もしかしたら?」の伊沢さんのお心当たりに該当する霊夢暗示とテレパシー的なインスピレーションについては、のちほど説明させていただきます。
結論を申し上げますと、ご主人には仕事の現場で憑依されてしまったヘビ霊が憑いていました。体の守護祈願お祓い、竜神界からの守護強化祈願お祓いと神気充電、そしてヘビ霊の祈願お祓いと浄化をもって、無事ご主人の神界取次ぎを終えることができました。
三つ目は、長女里子さん(仮名)の件です。なぜ、この日里子さんが久しぶりに直に参られたのかと申しますと、去る2月21日に伊沢さんから遠隔の祈願お祓いと浄霊の御依頼があった里子さんの出来事に端を発しているのです。その内容は、里子さんが前日20日より下痢、胃痛、吐き気がひどく、伊沢さんは遠隔の祈願お祓いと浄霊の心霊治療のお申し出をされたのです。
「実は昨夜女の友人が一人里子の部屋に泊りまして、その娘が男の顔が二人見えると言い出し、気持ち悪いのでその件も含めてお願いします」とのことでした。
本件に関し竜神界皇之臣神様より『周辺霊(性的想いの強い〈飢えている若者、霊性の低い男二人の念〉知り合いにあらず)の浄化と邪気のお祓いの要』をお示し賜わりました。
「里子さんは正神界の御守護が少し低下しています。祈願お祓い浄霊の御守護を賜りましたから、あとは心にスキなく霊性を保って下さい」と、お問い合わせの伊沢さんに受付係を通じてお伝え致しました。
正神界の神々様から御守護を賜る里子さんは間もなく体調を回復されました。
「えーと、それから、そう2月26日の土曜日です。私は里子にヘビが憑いている気がしたんです。私が東京の里子の下宿に電話したところ、コールで昼寝から目を覚ました里子が『お母さん、今、ヘビの夢を見ていたのよ。場所は、家なのかお母さんの水戸の実家なのかはハッキリしないんだけど、絨毯をめくったら床下にいたの』と申したんです。里子はだから家に帰りたくなかったのでしょうか」
「そのとおりです。お父さんに憑いているヘビ霊が里子さんに感応したんです」
「先日里子の部屋に泊った友人は、アルバイト先の知人です。その人の家は去年の12月24日に火事にあっています。その人はあの日、かなりお酒を飲んだそうです。あんまり付き合わない方がいいんじゃないかと私は思うんですが」
「邪魔の強い人ですから、おっしゃるとおりです。世間を広くするという意味で、社会勉強の一環ですが、かなり距離を開けた方が無難です。夜遅くに酔った状態で意識を合わせると、この方から受けますからご注意下さい」
御示しをお伝えいたし、伊沢さん母娘は得心されました。
四つ目は、伊沢さんの不思議な夢についてです。
伊沢さんはこれまでに夢知らせの数多くの体験をされています。前回来訪時にも、四つの夢解釈の願い出をされました。
竜神界皇之臣神様は、それらに御示しを下さられ、次に伊沢さんの『浄化・心行・実行の三味一体により、伊沢さんの予知直感力・神秘認知力に強化進展あり。誠心の賜物なり』との御示しも下さいました。
さて本題の、3月4日に伊沢さんが見た夢の話に入りたいと思います。
「私も乗用車に乗っていたような、乗っていないような……大型バスにぶつかる夢でした」との由。
「これは、好事魔多し。伊沢さんの人生と修行の道ゆきを邪魔する魔のお祓いが必要であるとのお知らせです。伊沢さんが更に立派になられるために、大元の神がお許しならせられての、広義の神鍛えによる一つの試練です。転ばぬ先のお知らせと、ラッキー(運命転換)のための厄落としの違いを学ぶためです。ご主人に協力されて手広く事業を営まれている伊沢さんは、正神に心を向けよくお励みです。神心の基本をよく体得されておいでです。そして、よく励んでいても、不測の事態が起こること、邪神魔神に取られた不心得者による妨害が時にあることも、熟知認識されています。予知能力がお有りの伊沢さんは、これまで、凶事未然の防止の御守護を正神界の神々にたくさんいただかれておいでです。大難を小難に、小難を避けていただいた体験もたくさんしておられます。更に、数十件に及ぶプラスの生きた証を賜っておられるのです。伊沢さん、神様に魔のお祓いをしていただきましたからね。ですから、この不吉な夢は慶事の訪れを知らせるよき夢となりましたよ。転ばぬ先のお知らせと、ラッキーのための厄落としの違いを伊沢さんが学ばれるために、伊沢さんの守護神様を通して正神界の神がお知らせ下さったのですよ」
「分かりました、先生。申し遅れましたが、前回2月20日にお伺いしましたときにお願いしました、売れないで困っていた建売がおかげさまで22日に数件の引き合いが来まして、その中からスッキリとした人の良さそうな方と即日、無事契約できました。お伺いした翌日は飛んできた石で、わが家の二階の窓が割れてしまったんですが、それだったんですね」
「そう、そのとおりです」
「そういえば何年か前、この子(長女里子さんのことです)の高校合格発表の2日前に、子供が投げた石で家のガラスが割られ、これは不吉なナーバスな感じだったんですが、結果は合格でした。ええと、それに……、そうそう、私がこちらへ来るきっかけとなったのは、高萩の書店で宗園先生の本を見て、これは行かなくてはと思ったんです。と、その時、ハンドッバッグの二本ある紐のうち一本がプツンと切れたんです。それなんですね。本当に不思議です」
神通霊能者 笹本宗道 著「神の六法」より引用