霊能者千葉県「白狐霊憑依による極度の痩身女性の、霊能者の神霊療法による霊障解消例」正神界の神通霊能者・審神者のお祓い浄霊、笹本宗園の心霊療法 正神崇敬会-柏市、我孫子市、東京都、埼玉県、茨城県、神奈川県、愛知県、大阪府、熊本県(実例170)

-本話は心霊相談(霊能相談)のご依頼者に正神崇敬会初代会長の笹本宗園が、霊能者として自身の霊能開発に取り組んで初期の頃の古典的な『霊術』を駆使しての事例紹介です。

いくつかの段階をへて『霊術』は、(あらゆる宗教の源流である)古神道の神々様から厚い守護(加護)を賜り、祈願お祓いの強力な浄化力を発揮する正神崇敬会独自の『神法』へと進化を果たしました。

笹本宗園の神の道の教えと『神法』を継承した神通霊能者の現会長の笹本宗道は、使い方によってはもろ刀の剣にもなりかねないそれを、強力なお祓い(浄霊除霊)の浄化力と安定性を両立して発揮し続けられる『宇宙神道の神法』へと昇化させて、悩み相談・心霊相談・病気平癒・運命の改善強化・心願成就の取次ぎに参られる皆様の改善・解消・解決を目的として神に奉職いたしております-

 

 

 

K市に住む三浦由美さん(仮名・20歳)の場合、事態はとても深刻でした。
由美さんのお兄さんの聡さんとは運勢相談のことで何度となくお目にかかっており、かなり親しい間柄になっていました。妹さんがいるということは知っていましたが、霊能者として私がお会いするのはその日が初めてでした。
以前伺っていたことによると、由美さんは高校一年生から三年生までずっと学年一位の成績で通したという秀才だそうです。
毎晩遅くまで勉強していて、家族の者も本人が何時に寝て何時に起床したかわからない程の努力家だったそうです。
由美さんは父母と兄との四人家族の資産家で、裕福な家庭のお嬢さんという身分です。家庭的には問題のない恵まれた条件の下に育てられてきました。
初対面の由美さんは色白で眼鼻立ちのハッキリした利発そうな顔をしており、一見して賢い感じの娘さんでした。話してみると言葉も明確で話の筋も中々論理的で、女の子にしては大変めずらしい子だなという印象を受けました。
初めに兄の聡さんから、そのあと、由美さんから直接、具体的なお話を伺いました。その内容は誠に不可解で、甚だ可哀相な状態、危険な状況におかれているということがわかりました。
兄の聡さんの語るところによりますと、由美さんは中学時代には体重が60キロもあって大変よい体格をしていました。勉強もスポーツも共に大変よくできました。
高校に入ってからも一年生の時はずっと体重もあり、学業と同様に運動もよくしたというのです。ところが高校二年生の秋頃から次第に食欲が減退して、食事量をあまりとらなくなってしまいました。たとえば朝夕の食事も、軽く茶碗一杯のご飯をもてあますようになり、湯茶などの水分もほんの少ししかとらないようになってしまったというのです。食事時になると、家族の者が心配していろいろ注意をするのですが、本人は一向に聞き入れず、却って拒否反応がでるというのです。
学業面では非常に優秀で、テストはいつも抜群の出来です。身体の方は次第に痩せてゆきながらも勉強時間は十分にとり、睡眠時間は極度に制限してきたというのです。これでは生命が危ないということで家族の者は心配し続けてきたということです。
高三になる頃から体重が激減して40キロくらいになり身体はがりがりに痩せてしまいました。しかし普段はおとなしい由美さんが食事に関してだけはどうしても頑として聞き入れようとしないということです。
高校三年卒業時は首席で、すばらしい成績を飾り、例年にない特別賞まで受けるという栄誉を得ました。進学も希望の短大に推薦入学となりました。ここまで身体の健康がよく保ち得たと家族一同ほっとしたとのこと。短大に入ってから、食事量はますます減り、食事時にはハシを持っても殆ど食べない状態になり、遂には体力も著しく衰えはじめて、折角入学した短大もわずか二ヶ月で通学不能になってしまい、やむなく退学しました。
家族の者は学業の中途挫折のことも大変残念がりましたが、今はもう生命のことを心配する段階となりましたので、医師に診てもらうよう本人に勧めました。これについても頑として聞き入れようとしないので困り果てているということでした。
由美さんの話によりますと、高二の頃、太りすぎが気になり始めたので多少の減食を試みようとしたところ、次第に食欲が減退してきて、遂には食事が負担になってきたというのです。今では食事時に食べねばならないと思うだけで耐え難い精神状態になるとのことです。
身長160センチくらいの身体で体重40キロというのは大変な痩せ方です。このまま病院へ行けば重患になると思うので長期入院―死となるのが恐ろしくて病院に行く気にもなれないのです、という訴えでした。このような経過・症状からみて、聡さんは妹の由美さんに何か霊的原因があるのではないかと考え私のところへ頼ってきたというのです。
本例については、霊査とお祓い浄霊の神霊治療を繰り返して合計18回にわたり施術しました。最初から憑依霊が何者であるかということは判明しないために、施術の都度、霊査―お祓い浄霊治療を行なったわけです。こうしたやり方を積み上げていった結果、憑依霊が白狐であったことが判りました。この経過を、資料により記録式に述べることにします。
第一回目の霊査の際に、正座、瞑目している由美さんの目にいち早く強烈な霊動が現われました。そして大粒の涙が流れ落ちました。由美さんの表情は極めて暗く、由美さんの感覚では胃が締めつけられるように苦しく背中が非常に冷たい感じであったということです。強い慿霊を受けていたわけです。身体を腹背から十分にお祓い浄霊の神霊治療をしました。
第二回目の霊査時は目の霊動と落涙は前回同様。少し霊声がでました。由美さんの感覚でも口を開こうとする感じがあった由。表情は淋し気。あと、十分にお祓い浄霊治療。(この日の夕食は一年半振りに大人一人前の食事を平らげたということです)
第三回目の際はお祓い浄霊治療に専念しました。第四回目もお祓い浄霊治療に専念。(手に浮き出ていた血管の青さが見えなくなりました)
第五回目のお祓い浄霊では霊査中に由美さんの身体が次第に前倒しになり、深々と私の方に一礼して感謝の表情を示しました。(自分で体の復元ができず、起こしてあげました)
第六回目、第七回目の時も体を前に曲げて深々と礼をしました。口からは長いヨダレを垂らして、顔は苦悶の表情にみちていました。(体の復元はまだ不能、助勢)
第八回目はお祓い浄霊治療に専念しました。由美さんのお腹が大きな音をたててゴロゴロと鳴りました。
第九回目はお祓い浄霊治療のあと般若心経を読経してあげたところ合掌の手を組み手にし、次に両手を膝に置いて丁寧に一礼し自分で体を起こしました。「あなたは由美さんのご先祖様ですか」との問いに、首を横に振る動作を見せました。余分には語りかけないことにしました。
第十回目は由美さんが胸部に圧迫感があるとの訴えで、「霊の病か」と尋ねたところ、うなずきました。読経供養したところ今回も丁重な一礼があり、自分で楽に姿勢を復元できました。
第十一回目は由美さんが便秘で苦しいとの訴えにより、「霊の苦痛か」と尋ねたところ胃腸疾患であること、別に気管と胸部にも疾患があるとのことでした。度重ねてのお祓い浄霊治療により徐々に楽になってきているとの由でした。
第十二回目は今一番痛んでいるところを示すように言ったところ、胃部に手をあてました。重点的にお祓い浄霊治療しました。
第十三回目は今日も最も痛いところを聞いたところ、下腹に手をあてました。二、三質問したところ、腸ガンを患っていたということでした。腸を重点的にお祓い浄霊治療しました。
第十四回目は腸と口に痛みが残っていると言うことで、その部分を重点的にお祓い浄霊治療しました。お祓い浄霊治療しながら想念の切り替えの大切さを説き、読経をしたところ由美さんを通して口が動くようになりました。
第十五回目は霊査の時に初めて霊の発声があり、口が切れたのです。それから一時間余り霊は色々なことを話し始めました。名前を聞いたところ、「ノリコ」と答えました。そして今回まで丹念にお祓い浄霊治療してもらったために身体中の痛みがとれたことに感謝の言葉を述べ、ついには立ち上がって体操をはじめるなどしました。十五回のお祓い浄霊治療で霊の痛みは消失してしまったというのです。
第十七回目はもっぱら私との間で対話となり、名前を正確に示すように言ったところ、「神・開真典子」と畳の上に書いたのです。「加者間典子」とも書きました。「カスァマノリコ」、「カサマノリコ」と私は読みあげ、ここで私には白狐霊であることが感知されました。
第十八回目は由美さんに長い間迷惑をかけたことを詫び、救って頂いたお礼を述べ、聡さん、お母さんにも丁重な詫びとお礼を述べ、離脱してゆきました。
由美さん一家は大変安堵しました。お祓い浄霊の神霊治療中の約半月の間、曲折はありましたが食欲は徐々に回復の兆しが出はじめておりました。絶食状態で死ぬのではないかと真剣に考え、覚悟を決めていた家族の人々にとって、それは大変な光明であったのです。
白狐霊が離脱するとともに食欲はよりハッキリした形でよみがえり、三回の食事をまがりなりにもとれるようになったのでした。そして食事の用意も自分で全部するようになったのです。
長い間食事量が少ないために慢性的な便秘状態でしたが、食事がすすむに伴い便通も次第に回復してきました。青白かった顔にも赤味がさして、見るからに生気が戻ってきた様子です。
睡眠時間も慿霊中は一日に三時間から五時間程度ということでしたが、六・七時間程に回復してきたということです。
顔立ちも俗にいう狐顔でしたが由美さんの幽体から白狐霊が分離したことによって、次第に肉付きがでて、人間らしい表情に戻ってきました。
言葉使いも論理的で厳しい角ばったところがとれて、やさしい温かみのある話し方に変わってきました。由美さん本来の人格が帰ってきたわけです。

神通霊能者 笹本宗園著 「霊能開発の旅路」 より引用

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