千葉県我孫子市のS様(会員歴30年余り)
平成26年4月6日、およそ4年ぶりに個人相談でSさんが正神崇敬会へお見えになりました。
ご相談事はSさんの妻Eさん(80歳)の体調不良についてでした。
SさんはEさんの経過と現状を分かりやすくプリントして持参されました。
「お久しぶりでございます。先生はあいかわらずお元気ですね」
「ありがとうございます。Sさんもお変わりなくお元気ですね」
「はい、ありがとうございます。実は今日私がお伺いいたしましたのは妻の体調不良についてなんです。
このところ妻はがたっと弱ってしまい、このままでは危ないとせっぱつまってお伺いした次第です」とお話になられるSさんから渡された文面には以下のとおりに書かれていました。
『 1.妻は8年前、左股関節手術をして以来体調不良で経過。
2.半年くらい前から体全体に原因不明の筋肉痛がはびこり苦しんでいる
3.痛みは、首から背中、腰にかけ、左肩から左腕、胸までと体全体に及んでいる。頭痛、めまい、不整脈にも
悩まされている。
4.今まで内科、整形外科、脳神経科、循環器科、耳鼻科、など数ヵ所の病院を周ったが、いずれも痛みの
原因は不明とされ、経過観察ということで終っている。
5.このため、精神的にもすっかり疲弊し、「お父さん、私はもう駄目」と言い出す昨今である。
6.現在、目に見えて体力消耗し、活力が低下。手首から指先にかけて氷のように冷たくなっている時がある。
7.西洋医学から見放されている状態のため、先月から東洋医学の漢方内科・鍼灸治療をうけているが今の
ところ特に著しい変化はない。
8.本人は、私が正神へご祈願、お祓いを受けに行くというと凄く嫌がり忌避している。
9.何とか正神のご神威で、妻の体の痛み、苦痛の解消、ならびに活力低下の回復を、ぜひ祈願お祓いお願
い申し上げます。』
「Sさん、奥さんは食欲はありますか」
「食欲は半分位に低下しています。衰えているように見えます。
ほとんど家で寝ています。一応私が食べる物は作ってくれますが、フーフー、ハーハーすぐに息苦しくなります。
トイレに行くのも私が妻の手を引いて支えてあげなければなりません。腰は直角に曲がっています。
この10日間ぐらい目にみえて体力が落ちて、同時に気持ちも落ち込んでいます。
本人は「この痛みは他人にはわからないのよ」と、毎朝、「今日は首が痛い、今日は背中が痛い、今日は○○が痛い」と、まともに聞いているとこっちも参ってしまうので、程々に聞いております」
「それは大変ですね」
「はい」
「買物はSさんがされているのですか」
「ええ、買物は私がしてくると妻は気に入らないんです。「買物は自分の目で確かめる」と言って譲らないので私の運転で車に乗せて行ってきますが、帰ってくるとがっくりしています。
結婚して50数年、未だに家計簿をつけています。若い頃から掃除、洗濯はきっちりしていました。
過ぎたるは及ばざるが如しですが、そういう性格だとこっちは理解しております。
何処の病院でも妻の病状は原因不明です。妻の回復を何卒よろしくお願い申し上げます」
「奥さんのご様子は分かりました。それではSさん、正神界の神々様に奥さんのことをお取次ぎ奉ります」
神前に三礼三拍手一礼、神名を奉唱してSさんの願い出を祈願奉り、私は奥さんの霊査にかかりました。御神示により判明した原因をSさんに伝え致しました。
「奥さんは霊的浄化、心身の浄化を司る竜神界の守護がたいへん低下しています。
Eさんには元々霊体質もあって邪気、穢れ、マイナスのエネルギー、業を溜め込んでいます。
竜神の※臣神邪神と眷族邪神数十体の憑依があります。それらの浄化には5回のお祓いと浄霊が必要であると神様はおっしゃられます」
「そうですか。では先生、神様にお任せしますのでどうぞお願い致します」
「承知致しました」
初回のこの日、私はEさんの体の守護祈願と病気の神癒祈願、体に溜っている邪気、穢れ、マイナスのエネルギーのお祓いと業の浄化、竜神邪神数十体の五分の一浄化、神気充電を正神界の神々に取次ぎ奉り、Sさんを依代にしてEさんの心霊療法(神霊療法)を行いました。
3日後の4月9日、Sさんが参られました。
「第2回目のご祈祷とお祓い、浄霊をお願い申し上げます。
1.第1回のご祈祷を頂いた翌朝、私の目から見ると妻はいつもより力が出ているように感じられました。
2.しかし、午後になると、またいつものように「疲れた、疲れた」、「痛い、痛い」と息を切らし、殆ど「横になって
くるから」と寝床で横たわっていることが多かったです。
3.ご神威が少しづつ漲ってくることを心より願っています。
4.食事は三度、三度、ご飯茶碗一杯(夜」)、パン(朝)、軽い食事(昼)という状況です」
第2回目のこの日も私はEさんの体の守護祈願、病気の神癒祈願、邪気、穢れ、マイナスのエネルギーのお祓い、業の浄め、神気充電、憑依竜神邪神のお祓い浄霊を正神界の神々に取次ぎ奉り、神前で合掌されているSさんを通じてEさんの浄化を竜神界の高級神霊にすすめていただきました。憑依している竜神邪神は五分の二浄化となりました。
3回目のEさんのお祓い浄霊は4月14日に行いました。
「1.第3回目のお祓い浄霊、神気充電をお願い申し上げます。
2.妻は多少、痛みが軽くなる日が出てきたように見えます。
3.しかし、相変わらず慢性的痛みと、疲労感に日々あえいでいます。(一動作、一動作毎に、ハーハー肩で
息をしている)
4.「首から肩、肩から背中、腰にかけて押しつけられるような圧迫感を感じる時がある」と言っています。
5.さらに神気が充満し、本来の健康体に戻りますよう宜しく祈り上げます。
朝調子がいいかなと思っていたら、お昼頃から横になっています。すごく疲れるようです。
「首を後ろから押されるような、何かがかぶさるような感じだ」と本人が言っておりました」とのSさんのお申し
出に、前回同様の祈願、お祓い浄霊と神気充電をお仕えさせていただきました。
4月21日に来訪されたSさんのお申込みの内容は次の下記のとおりでした。
「第4回目の神気充電をお願い申し上げます。
(近況)
1.お陰様で少しづつ元気になってきたように見えます。
2.しかし依然として、首から肩、背中、腕、腰にかけてジワジワとした痛みに悩まされていること、並びに疲労感
を常時抱え、すぐ横たわっていることが多い状態です。
3.なお、我孫子のN病院の漢方内科で鍼治療を一週間に1回続けていますが、このままで構わないでしょうか」
「鍼治療には何回行かれましたか」
「今5回行ったところです」
「そうですか。Sさん、鍼はやらないよりやった方がよろしいと神様はおっしゃられます」
「そうですか、分かりました。
いろんな病院へ行きましたが、どこへ行っても原因が分かりませんでした。
一日も早く、西洋医学で見放されてた妻の健康回復を宜しくご神助賜わり下さい」
この日、私はひき続きEさんの体の守護祈願、病気の神癒祈願、肉体と幽体のお祓い、邪気、穢れ、マイナスのエネルギーのお祓い、業の浄め、憑依竜神邪神数十体のお祓い浄霊、神気充電を正神界に取次ぎ奉りました。正神界の神々のご守護を賜り、Eさんの憑依霊の穢れの程度は五分の四にまで浄化がすすみました。
4月19日、Eさんの5回目のお祓い浄霊のためにSさんが来訪されました。
「先生、本日で第5回目の祈願お祓いになります。おかげさまで妻の病態は軽くなりました。
1.痛みは軽減して参り、活力も出て参り、有難く存じます。
2.現状は首、背中、左腕にまだ痛みが残っているようです。疲労感も残っています。
3.最近、この4~5日ほど両脚がむくみ、指で押すとポコンと凹み、歩行が困難な状況です。
全体的にはよくなって、エネルギーが出て、お願いしてよかったと思っております。
4.宜しく、神気を頂けますよう、伏してお願い申し上げます。
あと一息という感じでございます。(当初に比べると驚くほど回復できたと思います)
5.なお、今後の対応についてご教示下さい」
「そうですか、Sさん。奥さんがあと一息のところまで回復されてよかったですね」
「はい、ありがとうございます。
本人は私が正神崇敬会へ伺っていることを知りませんが、体調がよくなって喜んでおります。
機会があれば本人を連れて来たいと思っております。一度お礼に連れて伺いたいと思っております」
「それはいいことですね。Sさんのそのお心がけが大切ですね。それでは本日の取次にかからさせていただきますよ」
この日もSさんを依代としてEさんの正神界取次ぎ、お祓い浄霊の神事を行い、正神界の神々にきれいにご浄化いただけた憑依竜神邪神数十体(正確には42体)は悉く竜神界へお引き上げの還御が叶いました。
障りを出していた憑依霊を取っていただいたEさんの体液の流れは改善されるはずです。
「Sさん、奥さんの憑依霊は浄化完了の後、全員神界お引き上げ出来ました。
霊障を出していた主体の憑依霊は取れましたが、霊体質の奥さんの肉体を幽体には長年の間に受けて溜め込んでいる穢れ、業、憑依霊がまだ潜んでいます。神様のおかげでお元気になられたとはいえ年齢的にも衰えてきている奥さんの体の神気充電と、肉体と幽体のお祓い浄霊を月2回のペースで2ヶ月続け、次に毎月1回のペースで定期的にお祓い浄霊と神気充電をお受けになられるとよろしいですよ」
「そうですか。わかりました。そのようにさせていただきます。
ところで先生、御神前で私を介して妻のお祓い浄霊をお受けしている時に、不思議なことに、自然のうちに私の手が上下に動くのですがどうしてそのような現象が起こるのでしょうか。大丈夫ですか?」
「ああ、それはですね、奥さんの憑依霊がSさんに移って霊動を出していたんです。多くの皆さんに霊動が現われますが、神様からご浄化いただく過程で出てくる現象で心配ございません。大丈夫です」
「そうですか、分かりました、ありがとうございます。では今後とも、宜しくお願い申し上げます」
<本文の※竜神臣神邪神についての解説>
本話に出てくる竜神臣神邪神は、元々は正神界の竜神界に所属していた神齢4千歳以上50万歳未満の臣神神界の下級神です。正神界の竜神臣神は自然界、人間界の浄化を司る有難い使神ですが、人間の不心得や過大な汚い欲望に利用されて穢され落とされて邪神化すると、強い霊障を出すやっかいな存在となってしまうのです。
恐れ多く、申し訳なく、人間の罪を背負って落ちて邪神化してしまった臣神の浄化は、大神様に人間がお詫び申し上げ、大神様の御力を賜わってご浄化しなければならないのです。
正神崇敬会では、大神→皇神→皇之臣神→臣神→眷族霊の神界構造の解明を神道史上初めて果たしております。(参考文献 神通霊能者 笹本宗園著「霊能開発の旅路」・神通霊能者 笹本宗道著「神仰のパワー」「宇宙神道の奇跡」)