霊障のご相談で、憑依体質の神奈川県在住の内山美里さん(仮名)が、本年5月21日に正神崇敬会にお見えになりました。
「私は自由業をしていました。
2010年に母が他界した折に、私の霊障が発症したんです。背中を喰い破られ、魔物に侵入されました。
それ以来、ずっと戦い、あちこちの霊能者に見てもらって全部とって頂くも、霊体に穴があいているので、私がすごい前向きでいないと、魔物に入られてしまうんです。
現在は頭と胸の部分の霊体にりんご大の穴があいて、悪い霊に入られています。
私はすごい自己否定に陥っています。執念深くなっています。
もともと何かあると、若い頃から霊聴力が勝手にひらいて危険を知らせてくれていました。
私は霊障専門のシャーマンになろうと、ある霊能者の元に通っていましたが、元々アーティストで専念できませんでした。
生まれたのは東京の品川区、育ったのは杉並区、今は神奈川にいます。
私の霊障はかなりきついです。2010年に母が他界する前後に、両親の介護で心労がありました。母の強い憑依霊を私は受けてしまったんです。
母はあちこちの病院で「どこも悪い所はないよ」といわれていましたが、私が小さい頃から包丁を振り回したり、激しい所がありました。
私はヒーリングを受けに行ったら「あなたよりもお母さんにいっぱい憑いているから、安国神社へ帰してきなさい」と言われ、帰したら、母は翌日からパタッと肉を食べなくなりました。
以前私は、芸能活動に情熱をそそいで取り組んでいました。
私は小さい頃から霊的に敏感で、サギ師とか変なものはピンときたのですが、「人を悪く疑ってはいけない」といわれ、感度がにぶりました。
一番苦しかったときに行ったある霊能者からは「三倍返しにしてやる」と恐ろしいことをいわれました。そして襲撃されるかのように悪霊がすごい来ました。
私の体の中で、針金のような固まりがうごめいていて、痛いんです。
取れるんですか?先生」
「取れますよ、内山さん。内山さんが真剣に正神界の神々様に心を向けられたなら、強力なお祓いパワーの浄霊と除霊で、神様に取っていただけますよ。
内山さんはご家族はおられるんですか。家に神棚はありますか」
「私は一人住まいです。家に神棚はあります。神棚に観音像とお地蔵さんを置いています。
以前は天照様、出雲様、氏神を祀っていました。
私は遺産相続の争いの時にも邪霊や悪霊にくいつかれました」
初回来訪のこの日、内山さんの霊査をしてみますと、沢山の憑依霊が霊体質の内山さんの肉体と幽体と霊体に憑依していることが判りました。
そこで私は素盞鳴神界(竜神界)の高級神霊におわす竜神界皇之臣神と、佐田彦神界(稲荷神界)の高級神霊である稲荷神界皇之臣神を中心に、正神界の神々に、出来るだけ多くのお祓い浄霊と除霊をしていただけますようにと祈願取次ぎ奉りました。
正神界の高級神霊のお祓い浄霊の御力を賜り、内山さんに憑依していた動物のヘビ霊を3体とキツネ霊を4体と稲荷眷族邪神3体をご浄化いただけました。
内山さんは邪気、穢れ、不調和なマイナスエネルギー(波動)の消除のお祓いも賜りました。
更に人間の業想念と悪想念が凝り固まって独立した霊体となって内山さんに障りを出している邪霊と雑霊のお祓い浄霊をいただかれました。
また内山さんに頼って憑依していた浮浪霊(未成仏の人霊)1体の浄化供養の御守護も賜りました。
そしてこれらの邪霊迷霊をそれぞれの行くべき世界へと正神界の神々の御力でお引き上げいただいた後で、私は内山さんの幽体と霊体にりんご大の穴がぽっかりと口を開けている部分の修復の心霊療法(神霊療法)を正神界の神々の御力をいただいて行いました。
この日の内山さんの幽体と霊体のリンゴ大の穴は、神様のおかげで5パーセント修復いただけたのでした。
かなり強い霊体質の内山さんはお祓い浄霊の神事の最中には、憑依霊に体を取られて苦悶の表情を浮かべながら激しい霊動を起こしていました。
正神界の神々様に決まりがつく所までご浄化を賜り、残霊の鎮めをして神界取次ぎを終えました。内山さんはしばらくハーハーと肩で息をしておられました。
私は内山さんに「正神崇敬会へ通って、まだ内山さんの中に残っている憑依霊をお祓い浄霊、除霊いただかなくては、内山さんの霊障のきりかえがつきません」とお伝え致しました。
内山さんは翌日の予約をお取りになって帰途につかれました。
翌22日の約束の時間にお見えになった内山さんは、次の通りに私に話されました。
「私の胸の痛みの霊障と、お腹(みぞおち)の痛みの霊障と、頭の上と後頭部の霊障の解消を中心にお祓いと浄霊をお願いします。
実はきょう早朝から病院へ行って頭のテッペンから全部体の検査をしてきました。
肝臓の数値の異常が見つかりました。この4年間、私にかかってくる魔物や悪霊たちとイライラして戦っていますので、影響が大きいと思います。
取っても霊が寄ってきて憑依されるのをくり返すイタチごっこで、私自身の心を強くしていかなければと思いました。
先生、うす皮をはぐようにしてくんですよね」
「そうです」
「私の肝臓の数値は40~50が標準のところ、200を超えていました。
きのう神詞(のりと)をいただいて、帰宅して読んで、1年前に正神崇敬会へ来ていたらよかったと思いました。
私は、ボランティアでごみひろいと紙しばいをやっていました。
霊に攻撃されて痛みが入り込んできます。宜しくお願いします」
内山さんのお申し出をお聞きして、私は正神界の神々様に内山さんの痛みがとれますようにと神癒を祈願奉り、第2回目の内山さんのお祓い浄霊と除霊の神事をお仕えさせていただきました。
正神界の高級神霊におわす竜神界皇之臣神と稲荷神界皇之臣神を中心として、十神界の皇之臣神(山神界・火竜神界・星神界の各神界の皇之臣神)からお祓い浄霊を賜り、内山さんは11体の憑依霊を取っていただけました。
その内訳は、憑依未成仏霊3体の浄化と、穢れを負って憑依していた精霊3体の浄化と、憑依稲荷眷族邪神3体の浄化と、同じく穢れて落ちた神霊の憑依竜神眷族邪神2体の浄化でした。
また重ねて、幽体と霊体の祓い浄めと修復のための心霊療法(神霊療法)と、プラスの宇宙エネルギー(精神生命エネルギー)を充電していただく神気充電のご守護を内山さんは正神界の神々様から賜りました。
お祓い浄霊の一連の神事を終え、続いて私は内山さんがお気づきになられた、内山さんにとって必要で最も大切な、内山さんの心を強くするためのお導きをさせていただきました。
神通霊能者の私儀笹本宗道作の正神崇敬会の神詞を、内山さんにご唱和いただきました。
神詞をお唱えされている内山さんの顔は紅潮して、いきいきと生気が出てきました。
「先生、いちいち悪い霊を気にしていなくていいんですね!」
「そう、そのとおりです。内山さん!」
「私がマイナスの想いに捕らわれなければいいんですね。そうすれば霊体の穴もふさがっていくんですね!」
「そうです!
意識を合わせるべきは高い神様です。低い霊は気にしないでください。正神界のご守護の方が強いんです!」
「はい、頑張ります!」
正神界の神々様よりお導きいただかれた内山さんは、お見えの時よりも気力が出て、明るくなられました。
第3回目の内山さんの正神界取次は3日後の25日に行いました。
内山さんはかなり日焼けしておられました。
「農家の手伝いをしました。神詞は前回、車を運転して帰る4時間のあいだ、私はずっと唱え続けました。
家でも、ふらふらになりながらも、霊のせいにしないで負けないようにと気合いを入れて神詞集の神詞と祈りの言葉を唱えています。
きょうも運転してこちらへ着くまでの4時間、私はずっと神詞を唱えてきました」
「そうですか、それは頑張られましたね、内山さん」
「はい。憑依霊にとらわれないように頑張っていますが、霊の抵抗できょうは頭と右肩と胸とお腹に痛みがでています。
私は霊障になる前は、会社勤めを経て、芸能関連の仕事をしていました。印税で食べてはいけますが、欲望渦巻く世界だったので、悪い霊を受けることもあり、あちこちの霊能者の所へ行きました。
私の心境が高かった頃には、上からインスピレーションが下りてきて、創作活動ができていたんです。
また、きれいになって心境高く元気に生きていきたいです」
「そうですね。内山さん、それが大切ですね」
この日の神事で内山さんは、正神界の神々様から、強い障りを出して内山さんが良くならないようにと抵抗している、稲荷眷族邪神3体、竜神眷族邪神3体、火竜神眷族邪神3体のご浄化と、邪気マイナスエネルギーのお祓い、神気充電、幽体霊体の一部修復の御守護をいただかれました。
辛い状態で迷いながらも自力でも頑張るお気持をお持ちの内山さんのために、私は神道精神の中核となる重要な秘儀をお教えして差し上げました。
第4回目の内山さんの神事は翌26日に行いました。
「正神崇敬会へ続けて通いたいのだけれども、神奈川から都内を抜けて片道4時間かかる運転の疲れがあって体力的にきつく、私の心が元気になった分のエネルギーを日常生活で生かして頑張りたいと思えるまでに回復できてきましたので、お導きをよろしくお願いします」との内山さんからのお申し出がございました。
正神界の神々様に心を合わせて、自助努力でも頑張りたいお気持ちとご事情の内山さんについている様々な憑依霊をこの日、正神界の神々様は多数ご浄化下さられました。その数は120体に及びました。
この日、内山さんは大祓いに匹敵する有難いお祓い浄霊の御守護をいただかれたのでした。
さらにまた、前回にひき続いてこの日も、内山さんは神道の極意を、神通霊能者の私儀笹本宗道の教導によりお受けになられたのでした。
その内山さんから6月26日にお礼の葉書きをいただきました。
「前略
その節はたいへんにお世話になりました。
先生のもとで、沢山とって頂き、感謝しております。
通い続けるには都内をぬけなくてはならず、体力強化してからでないと無理だと分かりました。
何事も霊のせいにしないと呟きながら農家のお手伝いと山歩きをしています。
アルバイトもしたいと思っています。
主任さんに新茶を差し上げるお約束をしていたので郵送させていただきました。
御礼ならびにご報告まで
かしこ」
正神に心を合わせて日常生活全般で地道に御霊磨きを重ねられて、内山さんがますますいきいきとお元気になられますことを祈念申し上げて、内山さんの紹介を終了させていただきます。