「亡くなった人の魂が高い、明るい霊界へ無事に入ることが出来て、魂が浮かばれた状態が成仏されたということになります。
反対に低い、暗い幽界に落ちてとどまっている状態が未成仏ということになります。この世とあの世の境目の中幽でふらふらと迷っているのも未成仏の状態です。
霊界は、この世に近い方から順番に10段目、9段目、8段目…というように、10段階の階層に分かれています。(幽界も同じように10層の階層構造で構成されています)
霊界へ上がられた魂は、その浄らかさと、悟りの深さの度合いによって、それぞれの行くべき世界の波長と波動に感応して、引寄せられて行きます。行くべくして、その世界の霊人となられるのです。
たとえば、成仏はできたけれど、お祓い浄霊による浄化が足りなくて生前の三次限の世界への未練や業・因縁がけっこう残っていて、浅い悟りの段階の魂は、霊界の10段目に所属されます。
亡くなられた方の魂を、家族や子孫や縁者の方々が神仏にお願いして浄化供養されることにより、神仏の御力をいただいた魂はより高い霊界へと上がることが可能です。
また、霊人自らの霊界での悟りの修行がすすんでより高い霊界へと上がられることもございます。
霊界の3段目まで上がることが出来た魂は、現世に再生(転生)して改めて魂の修行をされる場合と、霊界での悟りの修行を進めて更に高い霊界へと上がられていくケースとに分かれます。
霊界の5段目より上は高級霊界です。
高級霊界は神界のすそのと重なっています。
つまり、霊界の5段目、4段目、3段目、2段目、1段目は、神界最下層の人格神界ということになるのです。
人格神界での魂の修行が達成され、卒業となれば、いよいよ本当の神上り(神界入り)を果たされることになります。
以上が、審神者(サニワ)・神通霊能者として活動34年目になる私の見解です」
平成27年10月6日
「元々は人間として現世(この世)で暮らしていた魂が、他界後、人々に神として祀り上げられて、崇敬ないし、御利益信仰の対象となっている神界です。
また、科学が発達する以前の昔の人(主に古代から中世にかけて)が、人間の能力を超えた力で自然界と人間界に働きかけている自然神・自然霊の力を擬人化した神として祀り、信仰の対象としている神界です。
更にまた、社会文化の抽象的な現象を人間の脳が勝手に擬人化して神として認識している神の世界(妄想と紙一重の状態)も人為神界の一部分を構成しています。
人為神界は人格神界と重なり合う部分が大きい神界です。
人格神を祀る神社には、たとえば菅原道眞公が祭神の福岡県にある太宰府天満宮や、東郷平八郎命が祭神の東京都の東郷神社、嘉永6年(1853年)以来の国事殉難者の御霊が祭神として祀られている安國神社、明治天皇が祀られている、神格が格段に高い明治神宮などがあります。
人格神界として紹介させていただきましたが、明治神宮の明治天皇之御霊のすぐ後ろには、国常立大(御)神が控えていらっしゃいます。
たいへん恐れ多いことでございます」
「時々、運を強くするコツがないものかと、質問を受けることがございます。
本日は正神界の神々に仕える霊査、祈願お祓い、浄霊除霊、問題解決のお導きの神事に携わって34年目、取次延べ人数23万人程になる神通霊能者・審神者(サニワ)の笹本宗道が、一言だけそのコツをお教えしましょう。
万人にふりかかるこの世の苦労、試練、邪魔をのり越えて、運を強くするコツとは、『我を取って、神様に可愛がられる人間になること』です」
「はい。
神仙界とは、①草木の精霊、虫や動物の精霊、岩の精霊、水の精霊、火の精霊、河童、天狗霊等々が住んでいる精霊界と、②亡くなられた人霊が住んでいる霊界(幽界)と、③仙人が住んでいる上級霊界と、④人為神界と、⑤人格神界と、⑥神界並びに仏界の眷族霊が住んでいる眷族霊界と、⑦眷族霊よりも一段位が高い正神界の臣神神界と仏界の下層にかけて存在している霊の世界です。
神仙界は簡単に申し上げれば、霊界から神界の下層にかけて独立して存在している霊の世界であるということになります。
神仙界で人間に最も近い存在は、仙人です。
仙人とは、元は人間であった魂が、神行を積んで神に近いレベルにまで霊的向上を果たしている霊人です。
神仙界を統括されている神様は大物主大神(建速素盞鳴大(御)神の御分霊)におわします。
神仙界の仙人は、眷族霊や先祖霊とは別ルートから、不思議な霊力で現界に住まえる私たち人間の守護を下さられています。
当てものの占いの力も主に神仙界から出ています。
神仙界には正神界の神霊、人霊、精霊だけではなくて、邪神界の邪神、邪霊、魔物、魑魅魍魎(ちみもうりょう)がたくさん潜んでいます。
現代版の行者の修行を積んだり、スピリチュアルな講習会で学んだぐらいで、あるいは占いにかこつけて、御霊磨きが十分に出来ていなくて安易に霊の世界にふれる、霊媒行為は非常に危険です。くれぐれもご注意ください。
一番の修行は、正神界の神格の高い神様(高級神霊)から安定して御守護御導きをいただける己になるための御霊磨きと、徳積みの現実の実践です。